2023年1月1日日曜日

1月1日 日曜日

年頭の挨拶(総務課)

あけましておめでとうございます。
輝かしい新春を健やかに迎えられたこと存じます。
花田町長、末若議長が年頭の挨拶を申し上げます。

■花田町長
あけましておめでとうございます。
阿武町長の花田憲彦です。
町民のみなさまには、令和5年の輝かしい新春を、
ご家族おそろいでお迎えになりましたことを、
心からお喜び申し上げます。
さて、昨年は、
長引く新型コロナの影響による「景気の低迷」、
また、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した「燃油や物価の高騰」
さらに、阿武町においては、「公金の誤振込み」に関する一連の
事件が発生し、阿武町始まって以来と言っても過言でない、
大変な一年でありました。
奇跡的にも、誤振込み金は全額回収ができ、また、民事訴訟も、
和解により決着したところでありますが、
この間、町民のみなさまはもとより、多くの方々に、
多大なご迷惑と、ご心配をおかけしたことを、
改めて心からお詫び申し上げます。

さて、私は、町長就任以来、
「チェンジ・チャレンジ」をモットーに、さまざまな施策を
進めてまいりましたが、本年は、これまでの成果を基に、
各種施策を、さらに強化拡大しながら、新たなまちづくりに向けて
「果敢に挑戦する年」でありたいと思っています。
こうした中、
昨年3月にオープンした
「ABUキャンプフィールド」については、県内外から多くのみなさんの
ご利用をいただき、3,000組、1万人の年間目標を、8ヶ月半で達成する
ことができました。
今後は、ここを拠点とし、新たな体験プログラムの開発を通じて、
地域にお金が落ちる仕組み、そして、道の駅との相乗効果により、
阿武町の生産者が、もっと潤うような仕組みを構築しながら、
「稼げる町」をめざしてまいります。
次に、昨年、阿武町は、
「阿武火山群の恵みに支えられた農漁村のくらし」と
「無角和牛」を登録地域資源として、「『日本で最も美しい村』連合」
に加盟することができました。

今後は、これまで以上に、自らの地域に誇りを持ち、将来にわたって、
持続可能な地域づくりを行っていく中で、全国の「美しい村」と連携し、
「田舎暮らしの魅力」を発信してまいります。

また、町の最重要課題でもある少子化対策については、現在、
高校生までの医療費の無料化をはじめ、保育料については、
全国的にも珍しい、副食費を含めた完全無償化、また、出産祝い金
などについても、子どもの成長段階に応じた各種支援を展開して
おりますが、今後は、これを、さらに充実して、子育て世代を
しっかり支援してまいります。

次に、高齢者の交通の確保のためのデマンド交通については、
すでに実施している福賀地区にならい、
4月からは、奈古地区、宇田郷地区においても運行を開始し、
地域の足、特に、高齢者の足の確保を図ってまいります。

また、U・Iターンや空き家バンクなどの定住対策をはじめ、
高齢者や障がい者に対する福祉対策、農林水産業および商工業に
おける後継者対策、そして、未来を担うDXの推進などの喫緊の
課題についても、小さな町の機動性を活かしながら、しっかりと
取り組んでまいります。

いろいろと申し上げましたが、今年も、
「もっとチェンジ、もっとチャレンジ」の精神をもって、
町民一人ひとりに寄り添いながら、町を大きく前進させる施策を
大胆果敢に展開してまいる所存でありますので、町民のみなさまの
ご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げ、
年頭のご挨拶といたします。

■末若議長
新年、あけまして、おめでとうございます。
令和5年の年頭にあたり、阿武町議会を代表いたしまして、
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
町民の皆様には、輝かしい新年を健やかに、
迎えられましたことと、心からお慶び申し上げます。
皆様には、平素より阿武町議会に対しまして、温かい
ご指導とご鞭撻を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、昨年を振り返ってみますと、収束の見通しが立たない
新型コロナウイルス感染症の感染拡大、ロシアによるウクライナ侵攻、
それらを発端とする原油・原材料価格の高騰や物資の供給制約、急速な
円安の進行、世界的な異常気象など、国内外の社会経済情勢の動向は、
極めて不安定かつ不透明なものでありました。

新型コロナウイルス感染症については、昨年年明け早々の急激な感染拡大
に伴う第6波に始まり、オミクロン株・BA5への置き換わりにより7月から
始まった第7波、そして年末から現在も続いております第8波と、
3回に渡り感染拡大の波が訪れました。

感染症対策はコロナとの共存、いわゆる「ウィズコロナ」に向けた
転換期を迎えていると言われております。
感染防止対策を徹底する中で、ウイズコロナを基本として、
いつまでもネガティブで消極的な考えは止めて、新たなまちづくりの
取り組みに向かって進む時期だと思っております。

また、昨年は阿武町にとって、非常に印象深い一年であったと思います。
まず3月12日にオープンしました、ABUキャンプフィールドは、オープン
当初から大変な賑わいを見せ、年間1万人の来場者目標が、11月26日に
達成されました。
今後は、このキャンプフィールドが拠点となり、阿武町のファンや、
関係人口が増え、更には人、物、お金の地域内循環が活発化し、
町内の経済が上向きになっていくことを期待しております。

そして4月には、全国的ニュースとなりました誤送金問題が発生し、
連日マスコミ等に取り上げられ、世間の注目を浴びました。
しかし、この問題も解決しましたので、新しい阿武町の構築に向けて、
町民の皆様共々前に進まなくてはならないと、強く思います。

一方昨夏は、全国で記録的な大雨や、台風災害が相次ぎ、各地で甚大な
被害をもたらしました。
さらに、全国各地で記録的な暑さが続き、地球温暖化の影響と思われる
異常気象は、年々深刻さを増していると感じています。
災害はいつ、どこで、どのように発生するか全く予想がつきません。
引き続き、あらゆる災害を想定した防災体制、防災対策を講じ、
災害に強いまちづくりを構築する必要があると思っており、消防団や役場
のみならず、町民1人ひとりが十分に現状を認識し、いざという時の備えを
しっかりとしておいて頂きたいと思っているところです。

今、阿武町では少子高齢化、人口減少など問題は山積していますが、
議決権を持つ議会として、執行権を持つ執行部と、適度な緊張感を
保ちつつ、公正で円滑な議会運営に努め、議会の活性化にも取り組み
ながら、行政のチェック機関として、町民の皆様の負託に応えるよう、
努めてまいる所存です。議員一人ひとりが責任を持ち、夢と笑顔あふれる
「豊かで住みよい文化の町」「選ばれる町阿武町」の創出をめざし、
全力で取り組んでまいります。

結びに、本年も阿武町議会に対しまして、一層のご理解とご協力を
賜りますよう、お願い申し上げますとともに、皆様にとって今年一年が
健康で明るい幸せな年でありますよう心からお祈り申し上げまして、
新年のごあいさつといたします。
以上で、年頭の挨拶を終わります。
【総務課 ☎2-3110】